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 ラドン
  
監 督 :本多猪四郎、
  出 演 :佐原健二、平田昭彦、白川由美、小堀明雄、
  ジャンル:アクション(モンスター)
  1956年  日本


 小さい時に見た覚えがあるけれど封切りで見た訳ないし、なんで見たんだろ?

注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじと感想】
 お得意の怪獣映画です。
 なんで覚えてるかっていうと、ものすごく怖かったんですよ!(小さい時に観て覚えてるって結局は "恐怖心”が動機なんです。)
 
 阿蘇近郊の炭鉱で出水事故があり作業員が行方不明になりましたので、3人が捜索に行くのですがビビリながらも腰まで濁った水につかりながら前進します。
 すると、坑道の先から水音が聞こえたので呼びかけますが返事はありませんでした。(怖いよ〜!)
 つぎに妙な音が響き、先頭の男が突然悲鳴を上げて水中に引きずり込まれます。
 2番目の男(警官)は拳銃を発射しますがこれもかなわず、水中に消えます。
 3番目の男だけが必死で逃げかえる事ができたのでした。



なんかいるぞ!

 このシーンだけが、怖くて覚えていたんです。
 でも、ラドンが出てきませんね?
 見直してみたら、この時出てきたのはラドンの餌の古代のヤゴ(トンボの幼虫)でした。
 落盤事故で坑道と古代の洞窟がつながったのでした。
 真打ちの前に前座が事件を導入するなんてシャレてますね! 

 さて、ラドンですが、自衛隊が阿蘇のラドンの住処を攻撃し、折りしも爆発した阿蘇山の溶岩に飛び込んであえなく死んでしまいます。
 なんか可哀想なような…。


  関連作品:マタンゴ … 本多猪四郎 監督作品

 

  2018.12.    ................ 傑作映画館の目次ページへ